こんにちは、人事総務部のふーです。今回は｢パワーハラスメント｣について取り上げました。２年前にパワハラ防止法が改正されたことにより、パワハラの被害を訴える件数が増加しています。しかし、なかには「これ本当にパワハラなの？」という訴えも散見しています。そこで、｢パワハラの加害者とならないためにどうしたらよいか」についてまとめてみました。　 ◆パワハラの定義 パワハラは、法律では以下のように定義されています。 (1)職場の優越的な関係に基づく言動であって、 (2)業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、 (3)労働者の就業環境が害されることさらに、以下の通り６つの類型に分類されています。 ![pawahara](https://ajis-dash-cms-resources.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/pawahara_50afa3b77a.png) ①身体的な攻撃殴る、蹴りを入れるなどの暴行・傷害 ②精神的な攻撃｢バカ｣｢死ね｣｢給料泥棒｣などの侮辱・暴言・脅迫 ③人間関係からの切り離し特定の社員を仲間外れにする・無視する ➃過大な要求明らかに不要な仕事や遂行不可能な仕事を強制する ⑤過小な要求能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じる・仕事を与えない ⑥個の侵害家族・思想信条などプライバシーに過度に立ち入る ◆「被害者がパワハラだと思えばパワハラになる」は誤り 誤解されがちですが、「被害を受けた人がパワハラだと思えばそれはパワハラだ」というのは誤りです。まず「客観的に見てパワハラと判断できる事実」が無ければ、パワハラは成り立ちません。　 ◆パワハラの加害者とならないために 普段のご自分の言動を振り返ってみましょう。明確な暴言にはあてはまらないとしても、　・言い方がきついとよく言われる　・つい頭ごなしに命令してしまう　・軽い冗談のつもりだったのに相手に不快な顔をされた等に思い当たる場合は、「例え店長とアルバイトの関係とはいえ、こんな言い方をされたら相手はどう思うだろう」という視点をもってコミュニケーションをとってみてください。コミュニケーションがうまく機能している職場ではパワハラは起こりにくい、ということを理解しましょう。

パワーハラスメント防止について